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ポーラXのRIOのレビュー・感想・評価

ポーラX(1999年製作の映画)
3.9
軽率であるから無謀になれる
創造であるから破壊力が出せる

闇と秘密の後は光の中へ
破壊しなくては何も始まらない

自分を遠くから見詰めている女
森で歩きながら語り出したイザベルの言葉は創作者の独白にも聞こえてくる

光に照された庭には水が毎日のように充分に与えられる 空腹なら理解できるはずの毎日が満たされる事で本来がどんなであるかが分からなくなった
水の中で枯渇した創造性はピエールの無軌道な行動に現れて破滅にしか向かわない それは物を書く原動力・発想源となっているようだ

2人のミューズに両腕を掴まれ闇と光が反転する
暗い森を選んだピエールは永遠の問いに悶絶している
自分はいったい誰なのか

あの赤い血のような濁流
自分は電車で目をつぶっていたら同じように赤い波にぐおーっと飲まれた感覚に陥りあっぷあっぷってなっていたら青い光が光って波が消えていったリアルな思い出があります 焦ったけど少し気持ち良かった 本編と全く関係ないです🐦️
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