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男はつらいよ 純情篇のiheugoのネタバレレビュー・内容・結末

男はつらいよ 純情篇(1971年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

長崎五島列島行きの船乗り場で、赤ちゃんを連れた若い娘に出会う寅。最終の船は出てしまったが、宿に泊まるお金が無く貸して欲しいと頼む娘。寅の妹さくらと同じくらいの娘に寅は同情し、宿に泊めてあげて、翌朝五島に一緒に行く。出戻りでで帰りにくいと嘆く娘の為に一緒についていってあげる寅。娘とその父親とのやり取りを聞いているうちに家族がいる柴又に帰りたくなる。
柴又に帰ると、寅の部屋には遠縁の美女が下宿していた。旦那と喧嘩したらしい。寅はすぐ惚れる。一方、博は長年の夢である独立のチャンスを得る。但し博がいなくなれば、今の工場は潰れてしまう。辛い決断だが、夢を叶えるため独立を決断した博だったが、資金が足りず結局は断念をする。工場の人たちは心の底から喜ぶ。
そんな正直に物を言い合う、寅さん達の嘘のない生活に癒され、マドンナは次第に元気を取り戻していく。一方自分のこことを好いていると寅にも気を使い、寅と距離を置こうと遠回しに断るが、寅は鈍くて通じない。そうこうしているうちに、旦那が迎えに来て、寅はまた振られてしまう。
正月なると、五島で出会った赤ちゃんを娘が仲直りした旦那と一緒にとらやに、世話になった寅にお礼に挨拶にくる。しかしそこには寅はいなかった。

帰るところがあるから頑張れない。帰るところがあるから温かい。
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