肉屋のおじさんとユダヤ人の物語にするつもりで
二つの文化の対立と罪障感について描こうと考えていた
ジェラール・ジュニョー監督
「コーラス」では先生役で登場して
こちらでも子供達に優しかった…
―机にいつも座ってた小さい子がほんとに可愛かった
ドイツ軍に占領されたフランス
1942年 ユダヤ人・共産主義者の一斉検挙があった年
この検挙が民衆の反抗の発端となった
ドイツへの協力者の密告で
収容所送りになったユダヤ人バーンスタイン一家
ある日 エドモン・バティニョールの前に少年シモンが現れた
バーンスタイン家の唯一の生き残り
みなし子になったシモンはエドモンにとっては手に余る存在
困った困ったと言いながらほっとけない
毎日屋根裏部屋に上っていく
フランス人の大半は第一次世界大戦の頃から
反ドイツ的な感情を持っているけれど
傍観者でありたかったエドモンが
目の前にいる小さい命のために全てを捨ててしまう
なんて到底できることではないです
子供達をスイスへ連れていく途中
エドモンに素晴らしい速さで鞄を投げてあげてた警察官
医者ではないと知りつつも調子を合わせてくれた美しいナース
人々の心の優しさあったまる