yocco

ドラキュラのyoccoのレビュー・感想・評価

ドラキュラ(1992年製作の映画)
4.0
ブラム・ストーカー著『吸血鬼ドラキュラ』の映画化作品。


悲劇的な展開で最愛の妻エリザベータを亡くしたことでドラキュラ伯爵は神を恨み十字架に剣を突き立てる。

十字架から流れ出た血を飲んだことによって呪われた体となり、数百年もの間死ぬことも出来ずに一人きりで暗闇をさ迷うこととなったドラキュラ伯爵だが、ある日、街で偶然亡き妻に瓜二つなミナと出会い雷に打たれたかのように恋に落ちる。
ミナには婚約者がいるのだが、やはり吸血鬼の魔術的な色気には敵わず次第に伯爵に心を奪われていくミナ。

ミナの異変に気付いた婚約者はミナを取り返そうとヴァン・ヘルシング教授らと協力しドラキュラ討伐に立ち上がりドラキュラ城に向かうのだが、ドラキュラ伯爵を闇から解放し呪われた魂を救えるのはミナ、ただ一人であった。



思い出しただけで泣いちゃうレベルの、非常に切ないラブストーリーです(。´Д⊂)


ストーリーは王道のドラキュラ話なのですが、コッポラとゲイリー・オールドマンがいい仕事をしすぎているため世界観にグイグイ引き込まれます。

とにかくゲイリーオールドマンの狂おしい色気がやばすぎる。
鼻血出そう(@ ̄□ ̄@;)!!
伯爵様、わたしの新鮮な血をどうかお飲みください。あなた様に愛されるのなら死んでもいいです。
さぁ!お飲みください!わたしの鼻血を!!!と言いたくなる。


若かりし頃のキアヌという完璧な婚約者がいながら伯爵に惚れるミナ(ウィノナ・ライダー)はとんでもないビッチですね(`Д´*)

どちらか一人わたしに譲りなさい!(`へ´*)


まぁでも伯爵にあの色気で言い寄ってこられたら二股すんのも無理ないわありゃ。


そしてアメリカ版のワビサビを感じさせる重厚な映像を得意とするコッポラが手掛けたことでアートフィルムとしても成立しており、色褪せない名作となっています。

ひたすら差し色が素晴らしい。

衣装は我らが日本代表の石岡瑛子さんが手掛けておりまして、アカデミー賞のコスチュームデザイン賞をとりました。
とにかく素晴らしい色褪せないアートフィルムです。

それと、当時はまだ無名だったモニカ・ベルッチがお色気満載でキアヌにあんなことやそんなことまで(゚Д゚ )する役で出ています。

美しい人というのは端役でも目を引きますね。


思い出したら久し振りにまた見たくなってきました。ゲイリーに看取れられたい、あ、ちがう、見惚れたい。
yocco

yocco