映画観よ

シンドラーのリストの映画観よのネタバレレビュー・内容・結末

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

人生で一度は観た方が良いけれど、二度目は観たくない映画。
書き尽くせるわけが無い。
だけど、レビューをするのなら……。

話は基本モノクロでまとめられているけれど、赤い色の服を着た少女が登場する。かなりメンタル削られる。
病院で患者たちに医師自ら劇薬を飲ませるシーンから自分はダメだった。
許せる、のが正義……。
沢山の命を救って、一文無しになったシンドラーが「車を売れば良かった、十人救えた」「バッジを取引すれば…一人救えた」と、嘆き悲しんでいるのを見て自分もその場にいるかのような錯覚を起こした。
指輪が落ち、再度拾おうとするのはシンドラーのこれからを暗示しているのかなぁ……と思った。「私は追われる身になる、逃亡することを許して欲しい」
そして指輪を嵌めたのは、助けたユダヤの人々がシンドラーを助けることになるんだろうなと感じた。ホンット、なんて凄まじい映画なんだよ……。
モノクロ使ってるのは、過去を想起させるからかなぁ。最後にカラーを使っていたは現在と未来を表しているんだろうな…。

この時代のことを薄ぼんやりとしか知らなかった。ホロコーストという言葉は知っていた。本で読んだり、聞いた事がある物が映像化される怖さを知った。

自分は余りにも恵まれ過ぎてる……。
忘れないように。
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