なかなか生々しいおフランス的な作品だった。
モロ描写が無いのが救い。逆に官能小説の様なエロスたっぷりなサスペンス。想像、いや妄想だけで突き進む、熟年、倦怠期の夫婦の心模様がやけにリアルで人間っぽくて、ある意味複雑で歪んでる。
このタイプの作品は概ね男性の浅はかさにスポットが当たってるイメージだけど、そういう意味では今作は違ってる。ビシッとセレブ感を身に纏ったファニー・アルダンがどことなくシャーロット・ランプリングとも重なる粘着性すら。プライドの高さが邪魔して一線を超えちゃう感じとか…
ちょっとモヤっとなエマニュエル・ベアールの目的は果たして私の解釈で正解なんだろうか、、、
リメイク版よりあっさりしてるってレビューを目にしたことがあるけれど、コレより濃厚って?!どんなだろう…?!
アマンダバージョンも是非観てみたい!