とり

バンテージ・ポイントのとりのネタバレレビュー・内容・結末

バンテージ・ポイント(2008年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

微動だにせずくいいるように鑑賞したせいか、上映時間が短いわりにどっぷり疲れました。ものすごくコッテリ。めっちゃ面白かった!
内容は予告編とけっこう違ってて、本来ならだまされたー!とちょっと憤慨するところですが、素晴らしい出来映えだったので特に問題なし。むしろあの予告編は面白さを伝えきれてないかも。
デニス・クエイドは相変わらず「地味だけど佳作的良い作品」に出る率高いです。
シガーニーは友情出演か?ってくらい出番が少なかった。でも序盤のつかみとしては猛烈にいい使い方だったと思います。
仕事一筋の才媛っぷりカッコよすぎ。大統領狙撃の瞬間の衝撃度は凄かった。更にその後に続く衝撃的展開も。大音響響きまくり 。映画であんな体験ができるなんてっていうくらいリアルでした。
報道のあり方についての描き方も秀逸だと思います。
娯楽大作に上手くのせて、そこはかとなく色んな政治的エッセンスが散りばめられているのも素晴らしいです。
エンドロールを見る限りメキシコで大部分を撮影したんじゃないかと思うけど、エキストラの集め方が凄まじい。まさかあれ全部CGとかじゃないっすよね・・・?
街中を爆走するシーンとかケガ人どころか死人は出なかったの?ってくらい大暴れしてるんですが。あれはさすがに合成?でもすごくリアルだったな。
爆発シーンも一部はCGだと思うけど、かなり本物の火薬を使ってる感じがしました。
群像劇として見ても短時間ながら非常に上手く作られてて、それぞれのからみ具合がとっても面白かったです。
かなりの良作。大満足!!!
MOVIX柏の葉
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