ゆみモン

昭和枯れすすきのゆみモンのネタバレレビュー・内容・結末

昭和枯れすすき(1975年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

結城昌 原作✕新藤兼人脚本✕野村芳太郎監督…を意外だ、珍しいと思ったのは私だけだろうか?

兄妹が主人公のドラマって、必ずどちらかがもう片方を異常に慕っていて恋人同士のようになっているものが多いような気がする。
ここでは、高橋英樹演じる兄は恋人がいるのに、秋吉久美子演じる妹に対して異常な過干渉で、刑事としての職権濫用?で妹を監視する。

妹も兄を慕ってはいるが、(兄から見れば)ダメな男に次々引っかかる危うい女だ。通っていた洋裁学校も勝手にやめてしまい、フラフラしている。

妹を信じられず、殺人犯だと思い込み独断で逮捕してしまった兄。そんな扱いをされても、やっぱり兄と妹は、二人で故郷から遠い街へ旅立っていく。

1970年代の東京の町や風俗などの雰囲気は懐かしくてとてもいい感じだが、二人のことは理解できない部分が多かった。