全編モノクロ、セリフはほぼ無し、ある程度は理解できるが細かい説明は一切無しのストーリーと観る人を選ぶが大変面白かった。
クズ鉄を雑にくっつけた鉄男のデザインが素晴らしくドンドン鉄に侵食されていく様は途中経過も最終形態も含め好きな人には堪らない。
また戦闘や疾走時のストップモーションは昨今のCGとはまた違った味の迫力があり効果的な演出となっている。
インダストリアルの音楽も良くこの映画の世界観にピッタリだった。
予算や技術等の制約の中、制作陣が出来る範囲でやりたい放題にやった結果がこの作品と思えた。
とにかく熱気が感じられる作品。
作り手からも画面内からも。
無条件にオススメできる映画では無いが個人的には大満足。