あすけん

エスターのあすけんのネタバレレビュー・内容・結末

エスター(2009年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

不気味から不快感、恐怖感へと変わる。

子供2人と仲良く暮らしていた家族が、孤児院から連れてきた養子のエスターによって崩されていく。

父親にはいい顔をして、子供たちには恐怖で従わせ口止め、夫婦のプライバシーも破壊され、母親のストレスが徐々に増していく。
未知の恐怖感を理解しようと障害の種類を検索して夫に説明するも、相手にされず。じわじわと家族が中から破壊されていく嫌悪感がゾクゾクする。あとマックスがかわいい、やるときはやる子。

カメラワークが怖すぎる。いつどこからエスターが現れるか、何をされるのか分からない恐怖感がある。
末っ子のマックスと母親、兄のダニエルは生き残るが、夫は結局殺されてしまうのが、救われない。
最後は池の中に沈んでしまったけれど、エスターならまだギリギリのところで生きてるのでは?と勘繰っちゃう。
養子をもらうまでしてなぜ3人目が欲しいのかよく分からなかった。ジェシカの分の愛をもういる子供達に与えてあげればいいのにと思ったけど、エスターがヤバい奴ってことを知っててこれから起こることをある程度知っているからこそ思いついた考えかも。