Jimmy

復讐の牙のJimmyのレビュー・感想・評価

復讐の牙(1965年製作の映画)
3.0
神保町シアター『田宮二郎 特集上映』にて鑑賞。

いきなり「田宮二郎っぽい男の逆さづり」から始まるサスペンス・アクション映画。

かつての大映映画らしさを持ったテンポ良く楽しめる(ある意味)お気楽に鑑賞できる娯楽作であった。

田宮二郎もさることながら、カラー映画ということもあり「小山明子の美しさ」は目を見張るものあり。

元スリだった川上吾郎(田宮二郎)らが、警察で見せるスリ技は見事で笑える。

しかし、その後、川上吾郎の戸籍が3年前に抹消されており、川上は死亡診断書を書いた医師を訪ねたり、墓のある寺の住職を訪ねたりするうちに、だんだんと事件性の雰囲気が漂ってくる。

「土曜日の男」というのがボスのようだが、なかなか姿を見せない。ボスの周辺にいる3人の男たちがだんだんと判明してくる……といった具合に、物語が進んでいく。

気軽に楽しめる映画であった。
Jimmy

Jimmy