誰かを失ってしまうだけで、危うくなってしまう家族の関係。
あり得なくもなく、誰にだって起こること。
他人事じゃないリアルな感じだった。
「ただ一緒に住んでるだけなんだから」と言った自分の父親の…
優秀だった兄が事故で死亡してしまった後の、僕が死んでしまえば良かったんだと自分を責め続ける弟と、そういう扱いをしてしまう次男に無関心な母親との、拗れきった家族関係の、普通の話。
とにかく抉られた。…
家族ってなんだろう。血がつながってても必ずしも愛せるわけではない。でも家族を強くつなぎとめているものなんてその血でしかなくて、そう考えるといかに家族が脆く、いつ壊れるかわからないものだと気付かされま…
>>続きを読むつらい、辛すぎる。
劇中で「感情は苦痛で、それを感じない者は不感症」といっていて確かにそのとおりだが、過敏に感じてすぎてしまい救われないまでに状況が悪化し、自らではとても対処できない(と思えてしま…
子どもが手を付けなかった食事を躊躇なく流しに捨てる母親。食べなかった理由などどうでもいい、これは母親がその子の心を捨てているという象徴。
目の前で兄を亡くした高校生の主人公への、周りの大人の心無い接…
ゴンラッドの葛藤、父の葛藤、母の葛藤、登場人物の葛藤が描かれていてグッとくる。病院でゴンラッドが今まで我慢してきたことを正直な気持ちで本気で怒鳴るシーン、息子が死んだのに泣かずに我慢してきた母が父に…
>>続きを読むロバート・レッドフォード初監督作。一見TVドラマのような、「普通の」光景。でも人間のすごく深い所を浮き彫りにしてる感じ。「完璧な」家庭が一つの事件をきっかけに破綻してしまう…その各人物の心理描写がと…
>>続きを読む