マテ

グリーンマイルのマテのネタバレレビュー・内容・結末

グリーンマイル(1999年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

「人間は皆、自分のグリーンマイルをそれぞれの歩調で歩いているのだ」

優しくて悲しく、切ないお話だった。ネズミさんを残して逝く囚人の悲喜が胸に響く。クラシカルな雰囲気も素敵だった。
ただ、死刑囚として収監されている人間をジョンが裁いたところには違和感を抱いた。たとえ神の使い、あるいは自然の力だとしても、死ぬことが決まっている人間の命を(いくら両者ともに悪人とはいえ)他人に殺させることで無理に終わらせるのは違うのではないかな。キリスト教的な考え方では腑に落ちるのかもしれないが、そういうバックグラウンドを持たない私には、神の名を建前にした横暴に見えた。

ところでパーシー、とんでもなく嫌なやつだが、所々ジョニー・デップに似ていて見惚れてしまった。平田広明さんも声が若い…!
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