オーウェン

わが母の記のオーウェンのレビュー・感想・評価

わが母の記(2011年製作の映画)
3.8
認知症の人が深夜に徘徊したり、急に怒りっぽくなったりなど、実際に回りにいるととても納得してしまう。
思わず身をつまされる部分もありで、他人事とは思えない内容であった。

子供のころに母に捨てられたと考える理由。
そのわだかまりと、認知症になり自分を息子と認識できなくなっていく母。

詩の場面も確かに良いが、砂浜で母を背負う場面はグッとくる。
わだかまりがきれいに溶けた瞬間をこうも巧く描写されるとは思わなかった。
オーウェン

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