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ハンニバルの傘籤のレビュー・感想・評価

ハンニバル(2001年製作の映画)
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『羊たちの沈黙』の続編として作られた本作。グロテスクで陰鬱なアートワークは、むしろ続きであるこちらの方が気合い入ってます。配役についてはクラリスの役がジョディ・フォスターから変更されているのでごたごたしてたんだろうなあと想像できますが、リドスコ的に美術面についてはノリノリでやってたんじゃないかな~。そんくらい殺人シーンとか食事シーンは印象に残ります。
レクター博士とクラリスの関係性が分かってないといまいち楽しめないってところは本作の弱点ですし、そこんとこがいまいち説明不足なのは気になるけど、レクター博士のキャラクターとしての強さに引っ張られることで最後まで観れちゃいます。異常で頭も切れるのに、ちょいちょい可愛げがあるレクター博士はやっぱり魅力的なキャラだなあ。最後の「かぱぁ」と頭の蓋を開けるシーン。”あれ”を当人に食べさせるシーン。機内食。格式のある悪趣味さが最高ですね。
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