とある探索者

遊星からの物体Xのとある探索者のレビュー・感想・評価

遊星からの物体X(1982年製作の映画)
3.7
午後ロー。
グロテスクかつインパクトのあるクリーチャー造形(四つに分かれた犬の顔、生首ガニなど)と、物体が持つ擬態によって仲間同士で疑心暗鬼となってしまう心理サスペンスが魅力のホラー映画。
エイリアンしかり、この年代の映画はCGを使わない特殊メイクで表現してるからか、今見ても古臭さを感じさせない。

南極を舞台に閉鎖的空間で化け物が紛れてるって設定、なんか見覚えあるなと思ったらAmong Us(宇宙人狼)ってゲームのコンセプトがこれそのまんまだな。

血液検査のシーンが緊張感あって好き。
寄生獣の髪の毛抜いて区別つける方法はこの辺から着想得てそう。
寄生獣の場合は他の要素も色々影響受けてるだろうけど。

こういう様々な作品に影響を与えた映画って今見ると斬新さが薄れてイマイチに感じることが多いけど、今作に関しては意外と今でも楽しめた。
パラサイトとか、こういう人間に化ける系のホラー好きだなやっぱり。