気になる点が多かったけど全体通して面白かった。
シリアスとコメディの塩梅がちょうど良い。
フラッシュのオリジン的部分や過去の掘り下げもさらっと描いていてフラッシュを知らなくても楽しめる。
サプライズなファンサービスも多くて、そこのネタ拾ってくるのか！ってところも見所。
キートンのバットマンってこんな感じだったっけ？と思いつつも、渋いおじいちゃんがスタイリッシュなアクションしてるのがカッコ良い。でもアクションで良いと思ったのが主にバットマン中心で、フラッシュはVFXがイマイチなせいか戦闘描写がチープに見えて仕方ない。アクションしていないときもフラッシュ姿のバリーの顔が浮いてるときがあるし。
フラッシュの映画なのに肝心の主役がカッコよく見えないのは微妙なところ。
クロノボール(四次元空間みたい場所)がCG丸出しなのは明らかに意図的だしまだ理解できるけど、戦闘シーンは普通に気合入れたCGで見たかった。
あと物語の着地に関して救いが無さすぎて若干モヤモヤする。
原作フラッシュポイントと結論は変わらないが、原作と映画で改変後の世界に対する印象が違いすぎるせいかもしれない。
マルチバース映画として見るから良くないのであって、タイムトラベルものとして見れば普通のオチではある。
