あかっか

バタフライ・エフェクトのあかっかのネタバレレビュー・内容・結末

バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

ずっと前に録画してあったのをやっと観ました。

日本的に言うと「風が吹けば桶屋が儲かる」映画です。

過去を改変して未来がどうなるか?を繰り返す映画。本作はさらにミステリーの要素を足しており、次第に『あの時なにが起きたか?』が明らかになっていきます。勘のいい人なら割と早めに全てがわかってしまうかも知れません。

こういう作品は、着地をどこにするか?で大きく印象が変わると思います。さて、本作はどこに着地したか。

以下、ネタバレ含みます。

結果から言うと、「もうそれしかないよね」というとこでしょうか。
割と早い段階で「いや、もう全部なかったことにするしかないでしょ」と思ってしまったし、兎に角、主人公にはまず第一に『奪ってしまった無関係で罪の無い人の命を返せよ』と。それをまず最初にやれよ、と。
お前自身と恋人のことを優先するんじゃないよ。身勝手だな・・・とかちょっと思っちゃって集中というか感情移入できませんでした。

物語的に謎解き要素がある以上、どうしても順序が大事になってくるのはわかりますけどね。あのエピソード入れた以上は、まずはそこ解決しないとスッキリとした気持ちで観られない。

映画としては非常によくできてると思うし、誰だって「もし、あの時、違う道を選択してたら・・・」と思うことはあるでしょう。でも、やはりどんな選択をしても結局は後悔や欲が出てしまう。人間とはなんて罪深き生き物なんでしょう。

続編は観ません。笑
あかっか

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