このレビューはネタバレを含みます
子どもの頃から何回が見ているが、最初に見たときはオチの意味が理解できず、親に説明してもらったような覚えがある
ということで、このオチを正当に楽しむことができなかった人生なわけだが、それでも大人になって観返してみて、良くできていると言わざるを得ない
まさかのドンデン返しっていう映画なのに、オチを知ってても楽しめるのは、脚本もメイクも演技にもディテールが効いているからだと思う
全く粗がないとまでは言わないが、とにかく推敲を重ねた良質さを感じる
後はテーマが今でも通じるところだろう
現代風なら人間の衰退原因は核ではなく、環境破壊になっていたのかもしれない。
確かに今は冷戦時ほど核の恐怖を感じないかもしれないが、それでも戦争は終わらず核の恐怖が健在であることは事実
いつか核軍縮が進み、この映画が観た人が古臭いテーマだな、と一笑に付すような時代が来るといい