そーだ

蝶の舌のそーだのレビュー・感想・評価

蝶の舌(1999年製作の映画)
3.4
期待したほどではなかったな。
少年が学校という社会に出て、
少しずついろんなことを知って
成長していくお話し。

まぁ、そこはいいが、
そういう話はこの映画だけじゃなく
他にもいろいろ、普遍のテーマだし。

なんかいろんなエピソードが
ブツ切りだなぁ、と思ったら、
後でわかったのだが、原作は同じ作者の
3つの文学作品で、それをミックスして
1つのこの映画のストーリーを作ったそうだ。

3つの話を同時並行的に進め、
それを全部少年の目から見た形にしてる。
それで話の焦点が定まらなかったのか。

最後もよく分からなかった。
大好きな先生に、少年までもが
ひどい言葉を投げつける。
あれはどういう心持ちなのだろうか?

心で思ってることと違うことが
言えるほど大人になったのか?
大人に「あの人は悪い人」と言われると
すぐにそう思ってしまうくらい
子供だということなのか。
それとも、自分も言わないと、
自分か家族が罰せられると
思った故の行動なのか?
私にはよく分からなかった。

一番普通のリアクションは何も言えず、
じっとその場で目に涙を溜める、
みたいな感じだと思うのだが。
スペイン人からするとあの最後の
少年の行動、言動はよく理解できる
ものなのだろうか?
そーだ

そーだ