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銀座のお姐ちゃんの一のレビュー・感想・評価

銀座のお姐ちゃん(1959年製作の映画)
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団令子・中島そのみ・重山規子という若干華のない三人娘のニックネームはそれぞれパンチ・ピンチ・センチ。どういうコンセプト?しかしまあハイテンポでクレージーな軽いラブコメで楽しい。キーキーした声色で話をドライブさせる中島そのみ◎。ザ・フェミニストというかんじで現れた越路吹雪が「男に愛されるのが女の幸せなの」と言って小泉博とくっつくオチに「見損なった!」と三人娘がプンプンするのが可笑しいが、しかし彼女たちにもそれぞれのボーイフレンドが浜辺で待っている。番でお揃いの色の服着た3カップルが手を繋いで砂浜を駆ける『友だちの恋人』以上にバカバカしいエンディングの絵面、正気とは思えない。筋肉バカの謎作家が登場するボディービルセンターのシーンも異様。
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