このレビューはネタバレを含みます
フィリップ・グランベールの自伝的小説を映画化した作品。
パリに住むユダヤ人一家。病弱な少年フランソワは家の屋根裏でぬいぐるみを見つける。その日から自分の兄がいるのではかと幻覚を見始める。
その…
ナチスによるフランス占領を背景に、ユダヤ人と結婚した男の半生を、その息子の視点から描いた映画。良くできた映画だと思う。この監督の映画は正攻法で好き。
1930年代から80年代まで時間が行き来し謎解…
何事かと混乱する程細かく刻まれたカットの数々。特に手元の動作。ショアの景色が断片的に記録されたものであるのと同様に、ドイツ占領下の不穏な空気も推し量るしかない。アマルリックの生前と少年時代、現在(モ…
>>続きを読む壮絶な半生を、時系列を交差させる事で推進力をそのままに描いていた。前半はフランソワの幼少期の葛藤が描かれるが後半ではその葛藤が個人的な妄想ではなく、背景に両親の過去が絡んでいることが示される。
本作…
2007年のフランス映画だ。セシル・ド・フランスはまだ若くて美しい。女の情念と欲望が全開のシーンがあって、思わず息を呑んだ。マキシムを激しく誘うシーンだ。ほんの数秒間だが、凄い演技だった。
第…