Reko

デッドゾーンのRekoのレビュー・感想・評価

デッドゾーン(1983年製作の映画)
3.7
スティーヴン・キング原作。
デヴィッド・クローネンバーグ監督作。

シネマンションのスティーヴン・キング原作映画特集で、あんこさんがお勧めする作品ということで視聴。

クローネンバーグ監督の「ビデオドローム」と「ザ・フライ」の間の作品ということで身構えたものの、普通に良作サスペンスでした。オープニングがめちゃ良い。
交通事故で昏睡状態に陥っていた主人公ジョニーが、事故から5年後に目覚めるとサイコメトラーの能力に目覚めていた! って書くと劇的に聞こえるけど、作風はヒューマンドラマに近い。5年の間に恋人も仕事も失っていたジョニーの苦悩と思慕が切ない。

40年前のクリストファー・ウォーケン、若々しい! 冒頭、教師ジョニーが「スリーピー・ホロウ」の小説を生徒に勧めていてニコニコした。十数年後、その映画化で首なし騎士をやることになろうとは…

「エイリアン」の船長やアメスパのベンおじさんなど、見知った顔もチラホラ。1974年の「そして誰もいなくなった」映画でアームストロング医師を演じていた俳優さん、こちらでも医師の役を!

原作小説では主人公ジョニー視点ともう一人の視点を交互に進行し、終盤で二人の運命が交錯するという展開らしく、面白そう。
Reko

Reko