辛口評論家

ゆきゆきて、神軍の辛口評論家のレビュー・感想・評価

ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)
4.7
聴き取りが難しい箇所があるが、そういう欠点が気にならないほど、画面に引き込まれた。
ショッキングだが、時々笑えるところも。
戦争の怖さを扱う映画は数あるが、最もエグみを感じたのはこの映画。
この映画の特に良い所は、奥崎が狂人で、当時の上官や警察官など他の登場人物は、割と常識人に見える点であると思う。
この映画内では様々な戦争体験者が出てくる。自分が当時を生きていたらどのように振る舞うか、多くの人はどのように振る舞うか、身につまされる思いがした。多くの「常識人」に見てほしい作品です。