万国博覧会が催された1970(昭和45)年。高度経済成長に浮かれる時代の片隅。 関西の地方都市の一角で、ちいさな焼肉店「焼肉ドラゴン」を営む亭主・龍吉と妻・英順は、静花(真木よう子)、梨…
>>続きを読む林立する高層ビルの谷間にみすぼらしい雨宮医院がある。院長・雨宮修一の横顔に刻まれた凄い傷跡は彼の数奇な半生を物語っていた。或る日、男が車にはねられボロ屑のように運ばれて来た。名を崔文喜とい…
>>続きを読む多国籍都市・東京。在日コリアンのタクシードライバー・忠男の周囲では、悲劇とも喜劇ともつかない事件が毎日のように起きている。忠男にとっては、遠く離れた祖国や会社の窮状よりも、昨日出逢った生意…
>>続きを読む昭和30年代初めの高知県中村市。信用金庫に勤める楯男の夢は、シナリオ作家になり町を出ること。父は愛人を作り家には寄りつかず、母と祖父の3人暮らしの自分の境遇をシナリオの題材にと考えている。…
>>続きを読む愚連隊信栄会の会長・信(津川雅彦)は、大きな縄張りをもつ大浜組に対抗するため、鉄の規律で子分たちを使い、会を大きくしようとしていた。しかし、小遣い銭欲しさから、ヤス(川津祐介)たちは信の目…
>>続きを読む新宿駅前で街頭劇を行う唐十郎。青年が紀伊國屋書店に入っていき、万引きで女店員に捕まる。青年は鳥男、女店員はウメ子。一方、酒場で性談義をする大鳥組の俳優たち。新宿の不穏な熱気は混沌と幻想を呑…
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