オールスター競演。
日本映画界の総力を結集して謳いあげる『日本武士道』の誉れ。
白黒映像が重厚。
重要なシーン、浅野内匠頭や大石内蔵助の内なる感情を表現するときに流れる歌舞伎の囃子?の使い方が見事だった。
難を言えば、一人二役もあったようだが、顔の分別ができなくなることあり、感動を逃してしまったポイントがある。
一見の価値あり。
しかし、「最後は切腹」の敢行に、四十七士たちは何故あれほど喜んで参加したがるのか不思議でならない。また、参加できないことをあんなに悲しむ人が出てくるのか…。やはり、武士道の本質とは「痩せ我慢」なのかな。