タイトルが大仰すぎる、ある種クロサワイズム真骨頂映画。
笑えるならいいんですけどね。
笑えるならば。
あらすじ知らないまま、ざっくり印象から鑑賞しちゃう派なので、
水爆原爆についての激しい議論の一部始終を描く人間ドラマかと勝手に勘違い。
原爆に怯える、ぶっ飛び極論爺さんに振り回される一家のお話だとは知りませんでした^ ^
三船敏郎主演だって書いてあるのに全然出てこないな。
いつになったら登場するんだ??
と思っていたら、最初からずっと出ている爺さんが三船さんでした。。
(そう言う意味では、私にとって意外性満載な映画です)
原水爆に怯える爺さんの考えること。
影響が及ばない南米にでも逃げる!
家族も連れて移住する!
いや、やりすぎだよ。
お爺さん!と言いたくなるのですが、
突き詰めると、
みんな一度は選択肢として「どこかへ移住する」と言うのは浮かぶと思います。
それに対しての周りの冷ややかなリアクションも現在に通じるものがあります。
一つのことを過剰につきつめるとこうなる。彼は狂人なのか、どうか?という問いかけもありつつ、それに振り回される一家の悲喜交々を描くある種のブラックコメディの体裁になっています。
ただですね、
様々なことがきな臭い現在、彼の行動を全く笑えないシチュエーションになってしまいましたね。
今気づいたのですが、このタイトル、ほぼ全ての映画に使えますね。
このタイトル付けれるかつけれないか。
このあたりが巨匠たる所以なのかもしれません。。
わかりませんけど。