Jimmy

もうひとつのラブストーリーのJimmyのレビュー・感想・評価

3.8
この作品を最初に観たのは、1990年3月31日、渋谷の映画館であった。
当時、たしか「ヒッチコックを超えるサスペンス」…というキャッチコピーが宣伝されていたので、観に行った。

しかし、その後、ストーリーが全く思い出せない映画となっていた。映画館で買ったパンフレットなどを読んでも、場面が思「個人的な幻の作品」い出せなかった。
自分にとっては、「個人的に幻の作品」となっていたのであるが、初DVD化されたので購入して、22年ぶりに再見。

もう一度観て、「なるほど、こういう作品だったっけ」という感じだったが、ストーリーを思い出せないのも尤もな気がした。
「サスペンス」の定義が「状況が明確にならない状況に置かれて心理的に不安が継続する状態」と定義するならば、確かに「サスペンス映画」なのであろうが、観終わってからもサスペンス状況が続くので、観終わってもモヤモヤ感たっぷりの作品である。

この作品よりも前に、カレル・ライス監督作品は「フランス軍中尉の女」(久保講堂での試写会)など観ていたが、本作のような映画作りをする監督だったかな、というのが再見しての疑問である。
Jimmy

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