Shizka

赤い風船のShizkaのネタバレレビュー・内容・結末

赤い風船(1956年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

絵本みたいなファンタジー。

ワンコみたいな風船のちょっとした仕草が可愛い。限りなくグレーなフランスの街並みと赤々な風船が映える映える。

ほんと、絵本を実写化したらこうなるんだろうなぁ、悪意のあるガキにいじめられて、最後に風船が集まってきて大団円。よくドラえもんとかであるヤツを真面目に実写で映画にしてみました。

確かに風船の操り方、意思を持っているように動かすやり方はへえ、とは思ったけれど、そこまで感動も、惹きつけられもしなかった。風船への感情移入や失ってからの少年の心が描かれていれば動かされるものがあったかもしれないけれど。

どっちかっていうと風船にはどのぐらいの知能が宿っていて、何ができるのか、どういう生命体なのか、が終始気になっていた。

まあ、ねえ。そりゃ絵本を読んだって感動しないわな。
Shizka

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