matchypotter

マスク・オブ・ゾロのmatchypotterのレビュー・感想・評価

マスク・オブ・ゾロ(1998年製作の映画)
3.6
今日からしばらく2部作、前後編、1と2で終わってる作品を気が済むまで観てみようかな、と。

『マスク・オブ・ゾロ』、“怪傑ゾロ”が元ネタ、『ワンピース』のゾロとかもルーツはそれか。

目の周りを黒い目隠しで素顔を隠し、政府や権力者の悪事を暴く“マスク・オブ・ゾロ”。
アンソニーホプキンス、アントニオバンデラス、キャサリンゼタジョーンズ、この3人を観れるだけで大満足。

キャサリン、綺麗すぎる。そりゃ誰もが惚れる。気品が溢れ、おてんば。Dプリンセスで言うと、完全にジャスミンを地で行く感じ。

“マスク・オブ・ゾロ”の継承。
アンソニーホプキンスが先代として活躍していたが、歳のこともあって引退を決意した瞬間にバレて妻を殺され、娘も奪われ、全てを失い20年間、地べたを這いつくばるような奴隷的逃亡生活。

兄弟盗人で小銭を稼ぐアントニオバンデラス。
その盗みの最中に囚われ、兄が弟の彼を庇いつつ自害。

途方に暮れていた矢先に、奴隷生活から抜け出し、かつての宿敵に復讐を誓ったアンソニーホプキンスと出会う。

お互いが敵視する対象が同じで利害が一致したことで、先代がその技を伝授しながら、“ゾロ”の継承を試みる。

この作品のアントニオバンデラス“ゾロ”はまだまだ駆け出しで未熟。だから、先代アンソニーが表でも裏でも支える。
師匠と弟子のバディ感が見どころでもある。

かつての“ゾロ”とこれからの“ゾロ”の継承。
そして、共通の敵、すなわち“市民の敵”に、かつては打倒されながら、悲しみを背負わされながら、再び2人で立ち上がる。

そして、キャサリンゼタジョーンズがその真実を知る。

政治力を持つ悪徳な金持ちと立場を傘にした権力者を相手に力のない市民のために汚れ役を買って出るような定番のヒロイズム。

いたってシンプル。単純だからこそ、普通に楽しめる生身のマスクヒーロー。
アンソニーホプキンスも、アントニオバンデラスも、お茶目で、強くて、優しくて、情熱的で、カッコいい。

こういうの、憧れる。まさに、ロマン。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
TSUTAYA DISCAS運営の映画コミュニティサイト「Discover us」にて同アカウント名でコラムニストをさせて頂くことになりました。
https://community.discas.net/announcements/ib1wyncr43idknqm
別視点で色々映画について書いていこうと思います!ご興味ある方は是非お待ちしております!
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆


F:2199
M:8987
matchypotter

matchypotter