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イシュタールの一のレビュー・感想・評価

イシュタール(1987年製作の映画)
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ウォーレン・ベイティとダスティン・ホフマン、バカなダメ中年二人の北アフリカ珍道中。マジで楽しい。CIAと傀儡政権と革命ゲリラまで巻き込んで、なんの成長も感じさせないライブシーンと"lovely lady of the Left"ことアジャーニの涙で終わらせるのニクいぞー。両者のまるで力みのない演技も歌唱シーンにおける素晴らしいステージパフォーマンスも、もちろんエレイン・メイの脚本・演出、そしてポール・ウィリアムズ作の『Songs in the Key of Z』的楽曲も、公開当時の興行成績と批評がいくら歴史的失敗に終わっていようとも、センスありすぎだろう。ベイティが自分のプロデュースした映画で女の口説き方も知らない非モテ楽しそうに演じてるのイイなー。
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