オーウェン

上海の伯爵夫人のオーウェンのレビュー・感想・評価

上海の伯爵夫人(2005年製作の映画)
2.6
140分近くあった映画だが、最後まで見て思うのはジャクソンが目が見えないという設定は必要あったのだろうかということ。

筋としては第2次大戦が目前の上海を舞台に、盲目の外交官ジャクソンとクラブで出会うホステスのソフィア。
そこに亡命者や、謎めいた日本人などが絡んでくる。

長い時間の割にほとんど盛り上がりがない映画。
というかどこがクライマックスなのかも分からないし、人物たちの心情や個々の行動も見えにくい。

脚本をカズオ・イシグロが書いたというが、もっとドラマチックに描けたなあという印象。
美男美女のロマンスは画になるが、それだけでは退屈だ。
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