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惑星ロボ ダンガードA対昆虫ロボット軍団のmitakosamaのレビュー・感想・評価

3.5
東映漫画まつりのダンガードA。この時期にしては珍しくブローアップ板でなく新規の作り起こし。
何もかも異質なことに,共同監督として石井輝男がクレジットされてる。
恐怖奇形人間や網走番外地とかの石井輝男だぜ。まぜるな危険だよ。

物語もテレビシリーズで展開されていたドップラー軍団との戦いではなく、昆虫型宇宙人の襲来が描かれる。敵も新規作り起こし。B級SFホラーの様なテイストが堪らん。
そもそも松本零士の嗜好に合わないロボットアニメだったのに、さらに石井テイストのグロ描写も加わり益々松本色は薄れてる。

だが、出来上がった作品がとにかくカオスな上、メチャクチャテンポが速い。
冒頭、月面基地が何者かに襲われる。触手で殺される映像。救助に向かったタクマが見た死体の数々。いきなり刺激が強い(笑)

直後サテライザーが円盤に襲われ危機一髪。なんとタクマがヘルメットの上から額の汗を拭うシーンが!!!!!(爆笑)

ヒロインのリサが昆虫型エイリアンに捕まる。救出に向かうタクマも捕まる。正にアブダクション系SFじゃないか。

キャプテンダンがいちいちタクマを叱責する。散々怒られ失望するタクマ。
壊れたサテライザーが直る出撃も出来ない。「整備の神様〜」とお願いしながら敵UFO軍の襲来に耐える。

UFOが合体して巨大化。散々ジラした挙げ句、満を持してダンガードAの登場。
これだけ内容が詰まって25分だぜ。濃ゆいねぇ〜!
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