Miho

ハロルドとモード/少年は虹を渡るのMihoのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

モードは破天荒なおばあちゃんだなあと思ったし、周りに迷惑かけすぎだろとは思うけれど、自分が好きなように生きている姿がハロルドに良い刺激を与えたのだろうと思った。
裕福だからこそ、なんでも足りてたから、刺激が欲しかったのだと思う。

I like youから、I love youに変わって、ハロルドだけじゃなくて、お互いに惹かれ合っていたような気がする。
でも、モードが最後にお別れをしようとしたのは、ハロルドの未来を願ってのことかもしれない。

花畑のシーンで、「世の中の不幸はこの花のような人がもたらす。他人と同様に扱われてもなんとも思わない人々が。」のモードのセリフが良かったなあ。その時々の常識と戦い続けてきたモードだからこその言葉な気がした。

「死んでるのって楽しいと気づいたんだ」のハロルドの言葉から、
「当たって砕けなさい
時にも傷つくことも
でも思いっきりやるのよ」
「懸命に生きるの
生きがい(LIVE)を求めて
でなきゃ面白みのない人間になる」
のモードの言葉は深すぎた。
Miho

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