変わりもののハロルドと破天荒な老婆モードの愛の物語。この時代にこんな素敵な映画あったのか…!
他人のお葬式に忍び込むという共通の趣味で出会い、真逆な2人が心通わせていくのにほのぼのする。かなりの歳の差カップルなのに、違和感がないぐらいにお似合いだ。
自由の素晴らしさ、生きることの楽しさ。
本人からは語られないものの、モードの腕の番号焼印だけが示す事実。今日あるものが明日もあるとは限らないと知っているからこそ、今その一瞬を精一杯楽しむことができるのだろう。
ハロルドの心が揺れ動いて、染まっていく。見ているこちら側も魅了された。