オーウェン

ある公爵夫人の生涯のオーウェンのレビュー・感想・評価

ある公爵夫人の生涯(2008年製作の映画)
3.3
18世紀のイギリス。
令嬢ジョージアナは世界的な貴族デヴォンジャー公爵と結婚を果たす。
だが二人の関係は世継ぎのことだけで、仲は冷え切っている。仕舞いには彼女の友人にまで公爵は手を出そうとする。

いわゆる生存競争のためには愛をも犠牲にして世継ぎを残さねばならない。
そのためなら二股など厭わない時代感がある。

英国王室のコスチューム劇の割には話が小さく纏まっているきらいはある。
ただ安っぽい感じがしないのはキーラ・ナイトレイやレイフ・ファインズなどのおかげ。
ラストも悲壮感というよりは、むしろ度量の強さを感じる時代が見える。
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