〈 ファイト! たたかうキミのうたをー♫ 〉
1957年、アメリカの小さな炭鉱町の高校生が、ある夜人類初の人工衛星を見たことから、反対されながらもロケット作りに挑戦する話。
「ライトスタッフ」や「アポロ13」や「オネアミスの翼」など良作揃いのロケットモノの中でも、最高といえる作品。
演出、脚本、キャスト、テーマ、全てにおいて言うことなし。
全ての夢見る若者と、そのまわりの大人たちに観てほしい一本。
ラストで、青空へ一直線に駆け上っていくロケットと、作業のため昇降機で地下へ降りてゆく炭鉱夫たちとの対比が、それぞれを象徴しているようで切なく思えた。
ときには、ちょっと目線を変えてみることで世界がひらけることもある。
「 親父、オレはオレでいい人間になるよ 」