あまんだ

エンゼル・ハートのあまんだのレビュー・感想・評価

エンゼル・ハート(1987年製作の映画)
3.9
古き良きサスペンスって出だしが堪らない感じ。謎の富豪に人探しを依頼された、私立探偵が、調査を進めれば進める程、関係者が、陰惨な死を遂げ、自身も何か得体の知れない不快感に襲われていく…。
謎の富豪演じるロバート・デ・ニーロの手元がしばしばアップになり、爪がやけに長い事を印象付けられるが、その伏線回収はラストに。(途中で、薄々、気付くかも知れんけど(笑))
今の姿とはちょっと違う、イケメン時代のミッキー・ローク。私が物心着いた時は、こっちの姿やったけど、ボクシングやって猫パンチが話題になったり何やかやしてる内に、成長した私が認識したミッキー・ロークは、「ミッキー・ローク…?って、こんな感じの人やっけ?」て、チワワ、小脇に抱えてるミッキー・ロークになってたので、二の線のミッキーの演技を観るの初めてで、新鮮。
探偵とか、調べるほどに陰惨になっていく事件とか、金田一風味の展開が大好物なので、好き。
確信に近付けば近付くほど、ミッキー・ロークの無意識の心象風景として、暗闇を降りていくエレベーターの映像が頻度を増して差し挟まれ、サスペンスで始まったけど、結末は、ゴリゴリのホラー。
古さを感じない良作でした。
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