あくまで夫の為に手段を尽くしたのにも関わらず、報われないラブストーリー。
生きるか死ぬかは別として、愛のカタチとしては力を尽くしたという結果でまとまったのだろうか?
腑に落ちるかどうかなんて知らねー…
ラース・フォン・トリアーの底意地の悪さが顔を見せ始めた頃の嫌らしい作品。
各章の開始時に使ってる音楽とかは好みのものばっかだったんだけど(主人公の名前ベスなのにKissのBeth使わなかったのは謎…
深い愛情がゆえに生じる悲しい物語。
ドキュメンタリーのような編集、余計なBGMもないから、人の息遣いや感情、表情がストレートに伝わってくる。
自分が住む小さな世界での規則、宗教を背景とした法以外の罰…
名作と言われていて、観なければ!と思っていたが、観た後で割りきれなさが残った。
相思相愛の夫婦。
夫が事故で性的不能に陥ってしまうが
妻に他の男との性交を指示し、その一部始終を話すことを求める。
…
う〜ん、これはどう捉えれば良いのだろう。
純愛?
自己犠牲の愛というけれども、果たしてそうなのかなあ。何とも…。
トリアー監督らしからぬ(笑)訳わからん話というわけではないのだけど。
盲目なまでに…
ぜんぜん好きじゃない、この監督は苦手。というかほかの映画を見てみようとも思えない。きっつい。
自分の中の鬱映画の代表。
文学作品の「女の一生」思い出す。
AV的な、悪趣味な性癖をさらけ出して「これが…