これは、いわゆる神の沈黙三部作の中の1本で、信仰を疑う神父の苦悩が描かれている作品でしたかね。
冬の弱々しい光が、信仰の揺らぎを表していたと、当時は勝手に解釈したものだったけど、果たしてどうだった…
【世界認識の方法】
🕯核戦争で世界が終わる!という神経衰弱に陥った男が後半、自殺。(笑)
🌍タルコフスキーの『サクリファイス』の先駆けとも言える終末モノの一つであり、牧師の内的葛藤を通して世界の…
ベルイマンによる神の沈黙3部作の第2作目。中でも宗教色が特に強く、作品全体に無常観が漂い、非常に重い作品だが、教会の中で時間とともに変化する光が、見事に表現されている。ベルイマンの自伝的要素や信仰に…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
人間存在のちっぽけさ、その限界をシリアスにまざまざと見せつける。
往々にしてある「神の沈黙」というテーマ。
果たして我々がすがる神という存在は絶対的なのか。転じてその不在すら思い込む。
神が介在せぬ…
信仰心の脆弱性を描いた傑作。妻に先立たれた牧師の元へ中国が原爆を作るニュースを見て原爆への恐怖を抱えた男とその妻が祈りを求めてやってくる。
妻が死んだことで信仰心に懐疑心を持っていた男にとって、原…
私自身は、そんなに信心深くないくせに、神様ってやっぱいるよな!助かった!って思うことが結構頻繁にあるんだけど、真剣に信仰している者にとっては、神の沈黙を神の不在と捉えてトーマスみたいになるんだろうな…
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