"ブドウは房ごと食べてやる。
顔をうずめて汁が滴るほど食べてやるんだ
…やってみたいなぁ"
【STORY】
仮出所で故郷に戻ったトム・ジョードを迎えたのは、人々も夢も消えた寂れた景色だった。…
アメリカがまだ貧しかった頃の話。
「家族」が人々の繋がりの核にあって助け合っていた時代。物語は父親が自身を失ったことで、母親が要となって苦難に立ち向かい慈愛に満ちた関係を保っていた。しかし独善的な強…
よい。1930年代の恐慌、不作時代。
ジュード家は、土地を追い出され、家財を売り払った200ドルの元手で、75ドルでトラックを買い、一路カリフォルニアに向かう。
あふれた労働者は右へ左へ、大した権利…
1930年代前半失業者が1,200万人に達した頃のアメリカ。オクラホマの家族が農地を追い出され、仕事を求めカリフォルニアに向かう。貧しい人々がこれでもかと登場する中、家族が助け合う切ない作品😞 貧し…
>>続きを読むスタンダード・サイズ。そのため様々な土地の景色の奥行きや空の広さを感じられるショットが多かった。広大な土地を背景に農園を目指しドライブする場面では、車体はフレイムの中で絵画の透視図法(線遠近法)のよ…
>>続きを読む【映画鑑賞批評⑤】
貧農家族の家族のロードムービー。オクラホマからカリフォルニアに向かう時に、モノクロの空と草と地面の間を縫って進むオンボロ車が愛らしかった。ジョード家が底なしに前向きでトムが帰還し…
このレビューはネタバレを含みます
1930年代のオクラホマを舞台にこの映画は始まるが、一部の金持ちのために土地を追われる農民たちの姿には強い衝撃を受けた。
もちろん補償など何もなく、彼らに残された希望はカリフォルニアに行けば仕事があ…