ジャック・フェデーの観る
南仏で安宿ミモザ館を営むルイズ。
カジノで働く夫と身寄り無いので
引き取り育ててるピエールの三人
暮らし。ある日ピエールの実父が
現れ彼をパリに連れて帰るがの話
子宝に恵まれなかった女性の過剰
で屈折した息子への愛憎劇
監督夫人フランソワーズ・ロゼーの
私は私よ的な凛として他を寄せ付けな
いけど息子の事になると別人なオーラ
が雰囲気作ってるようです
パリで成長したピエールは育った環境が
原因なのかギャンブルに明け暮れる毎日。
カジノ経営者？の情婦には手を出して
逃げるようにミモザ館に戻る
戻った息子に喜ぶ母もピエールが情婦を
呼んだ辺りから女のバチバチ始まる。
あの女の愛情は母親のそれではないと
一瞬で読み切った情婦
彼女を追い払うルイズの手口も怖～い
幼いピエールと男のピエールを同じ様に
抱きしめるルイズの目も何だか怖い
ピエールの個性を消してるので母と情婦
が印象に残ります
情婦が贅沢三昧だったり窮地のピエール
を救う手立ても結局はカジノだったりと
お金では愛情は買えませんよと言う教訓
めいた札束舞い散るエンドであります
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