マイナー映画好きのジェーン

コブラのマイナー映画好きのジェーンのレビュー・感想・評価

コブラ(1986年製作の映画)
4.2
アクションの中でも特に好きな1作❤️

スタローンは【内面成長重視型アクション】のイメージがあるのですが、本作は珍しく派手なアクションです🔫
『ロッキー』シリーズや『ナイトホークス』、『デイライト』でスタローンが演じた、「躊躇いつつも前進する」といった雰囲気はゼロ。

コブラと渾名されるコブレッティ刑事は顔色ひとつ変えずにテロリストを一掃します。さりげない台詞をピシッとキメて、テロリストを撃ち殺していくのは、とにかく爽快❗️いつもとかなり違う役どころでありながら、スタローンらしさがしっかり活きているのも素晴らしいですね。
ぶっきらぼうだけど気だてはとても優しく、理不尽な同僚・上司には礼儀知らずなまでに仏頂面。

テロリストに命を狙われ、コブラと心を通わせるようになるモデルをスタローンの当時の妻ブリジット・ニールセンが演じていますが、彼女もハマり役です。登場のちょっと軽薄な感じから一転して、殺人鬼が目の前に迫ってくる恐怖の演技はなかなか見事。

それにしてもテロリストって、いつの時代も頭がおかしいと相場が決まってますね🙄何の罪もない人を大量に殺しておいて「おれにも人権はある」って、ふざけたことを💢

腹が立つといえば、コブラの同僚もかなりイヤな人物ですね。犯人の人権を尊重したがるし、狙われているモデルのことを「たかが女が1人怖がってるくらいで」とか酷い言い方をするし、何様のつもり⁉️
ラストのコブラのお返しがスッキリしました👏