エルウッド・ブルースは18年前に起こした大騒動で刑務所に収監され、刑期を終えて出所した。その間に兄のジェイクが亡くなった事を知り、彼の死を乗り越えてバンドを再結成させるために奔走する姿を描いたエンターテイメント映画。
「ブルース・ブラザース」18年ぶりの続編。前作で主演だったジェイク役のジョン・ベルーシが亡くなった事は本当に残念ですが、相棒のダン・エイクロイドが主演を引き継ぎ、続編を実現。
結論から言うとやはりジョン・ベルーシの存在は大きかった。でもその穴を埋めるべく超豪華な出演者が目白押し。俳優ではジョン・グッドマンがエルウッドの相棒。「ターミネーター2」でダイソン役だったジョー・モートン。
そしてミュージシャンではエリック・クラプトン、スティーヴ・ウィンウッド、B・B・キング、ジェームス・ブラウン、エリカ・バドゥなどなど錚々たる面々。ブルースにジャズなどで劇中の音楽を賑やかに彩ってくれます。音楽ファンなら間違いなく必見。
物語自体は前作と大まかな流れは同じ。良く言えば丁寧に作られていて、ちょっと意地悪に言えば、前作のような荒々しさは鳴りを潜めた印象。でも後半のパトカー大規模クラッシュは前作と同じく他の映画では見られないほどの凄まじさ。「ブルース・ブラザース」らしさが存分に出たところでしたね。
ジョン・ベルーシ不在でしたが十分楽しめる仕上がりになっていたと思います。長年彼が居ない事で敬遠し続けた本作ですが、やはり一度はちゃんと見ておくべきだなと改めて感じたものになりました。