2018年 130本目
ジーン・ハックマンにモーガン・フリーマン、これは演技合戦だな!との期待は裏切りません。2人の演技力が無いと成り立たない映画。でもミステリー的などんでん返しを求めると肩透かしかも。どちらかというと人間のすれ違いや思い込みなんかに比重を置いた作品。
ともかくモニカ・ベルッチがデカ〜い!いや、胸がデカいとかそういうのでは無く、なんだかデカいんです、肩幅とか全体の雰囲気が。もしかしてコイツ、モニカ・ベルッチでなくて美人女子格闘家なんじゃねえの?くらいのただならぬオーラ。
そして、ジーン・ハックマン!18年前の映画だからか髪の毛もフサフサやん!こんな時期もあったんだね!ダンディやん!ハックマンカッコええやん!みたいな。
そして、映画はそんな僕たちの期待や喜びを見事に裏切る展開になっていくのです!そうです!ハックマンはズラだったのです!この野郎!ハゲを隠す為にそんな剥がれやすいズラ付けやがって!一体何のために…?それは…みたいな。
まあ、映画としてはそのズラに関してはそこは多分どうでも良いんですよね。主題としては、殺人事件が起こりました、2件続きました、さあ怪しいのは弁護士だ!
って映画なのですが、撮り方が上手いのか役者が上手いのか、弁護士の妻、警察署長、署長の補佐の若い刑事、全員が怪しく見えます。全員が怪しく見える素ぶりをしやがります。
さて、それでは真犯人は?というのがわかってスッキリする映画ではありません。2時間掛けて、人はこういう風に思い込んでミスリードされて些細な事でまた意見を翻して、という誰にでも起こりうる瞬間を閉じ込めたような映画。