スギノイチ

十代 恵子の場合のスギノイチのレビュー・感想・評価

十代 恵子の場合(1979年製作の映画)
3.2
いうなれば森下愛子が酷い目に遭い続けるだけなので、例によって脱ぎまくるのだが、大変にエロい。
終盤は覚醒剤漬けにされてしまうが、接種時に茶碗の裏を使うのが何かリアル。
白目を剥いてラリっていくのだが、ここの顔もやたら色っぽくて、不謹慎ながら「エロっ!」と思ってしまった。

また、森下愛子の幼児から現在までのアルバム(プライベートフィルムだろう)が映し出され、「この可憐な少女がここまで堕ちました」と言わんばかりの演出がなされ、これまた背徳感が倍増される。
現代の価値観ならば性的消費と指摘されるケースだろうが、想い人の風間杜夫と再会し、自分も極貧なのに借りた小銭を返そうとするシーンは、単なるエロ映画にはない情感がある。

ちなみに森下愛子の母親役は絵沢萠子。ちょっと教育ママっぽい感じである。
に、似合わねえ…
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