このレビューはネタバレを含みます
壮大であるのはいいことだが、もうちょっと計画性が欲しいところ。アルマゲドンの時もそう思ったけど、どうしてもっと綿密な計画が立てられないものなのか。どうして直前にならないと特攻隊というアイディアが浮かばないのか。
現実の宇宙計画を見ていると一部の隙もなく、全てを把握した上でやっている。もちろんそれでもトラブルは起こるものだが、それでも立て直し方もやはり一流だ。
ところがここの人たちからはプロフェッショナル意識が感じられない。なぜ彗星の材質も地質もわからないのか、特攻を思いつくのになぜ時間がかかるのか、わからないんだよね。
役者人もほとんどCGの中で頑張ってはいたが上滑り多数。モーガン・フリーマンぐらいしかいい演技出来てなかった。
というのも、おそらくそんなに宇宙というものが身近に感じられない時代に作られたのだろう。映画のテイストからも、一大スペクタクルにしといたらいんじゃね感が出ている。
予算も少ない中、役者たちはグリーンバックのCGで頑張って演技して、無茶な台本でどうにかオチをつけたのはわかるけれど、随所にエンターテイメントが盛り込まれていて、ドラマを作ろうと必死。