いれずみ半太郎の作品情報・感想・評価・動画配信

『いれずみ半太郎』に投稿された感想・評価

お姫様女優の丘さとみが哀れな宿場女郎を熱演していたのは素晴らしかったが、話が悲しすぎて気が滅入る。
映画男

映画男の感想・評価

3.0

マキノ雅弘の自伝を読むと、青年時代、家の借金を背負って借金取りから逃げ続け、金策に駆けずり回っていたことが書かれている。家族にも頼れなかったそうだ。それを踏まえて本作を観ると、やはり半太郎の背後には…

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ICHI

ICHIの感想・評価

3.4

博打に負け続けた半平太が女房をもらって最後の大博打に勝つが女房は病死するという悲恋もの。見せ場の歌を歌う場面が唐突だし、入れ墨の場面も平仮名がなんか幼稚な感じがしてしまい今ひとつ。女房に死なれた半平…

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博打狂いの青年と安女郎の逃避行。
凄まじく辛気臭い。
特に丘さとみの人生諦観・男性嫌悪はプログラムピクチャー時代劇のコードを超過。
「会うぐらいなら、死んでいたほうが良かった」

原作は長谷川伸だが…

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lag

lagの感想・評価

3.9

博打しか稼ぎ方を知らない男。上手く笑えない女郎。借金に追われるふたり。年寄りのおっかさんひとりじゃ生きていけない世の中。蔑む言葉が胸に響く。何もしてやれない足手まとい。振り返る海辺。どうにもならない…

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シネマQ

シネマQの感想・評価

4.5

ダメ人間同士の逃避行。
丘さとみが竹藪を駆ける異様な編集。その後体を売ったのがバレて大川橋蔵にビンタされて笑みを浮かべるのも凄まじいけど、橋蔵が丘さとみがやってたみたいに手を口元に持ってく仕草をして…

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アノ

アノの感想・評価

4.1

渡世人の大川橋蔵と脱走女郎の丘さとみによる腐れ縁の道連れ旅。増村『曽根崎心中』のように依存しきった男女がズルズル破滅に向かう姿を繊細な照明で丁寧に煽る、かなり好調のマキノ。
ひたすらいじらしく橋蔵に…

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博打で10両の負債を抱え込んだやくざ者半太郎(大川橋蔵)は年老いた母を残し江戸を出奔
それから三年、小田原の親分(進藤英太郎)の元でやくざをしながら10両を貯め、晴れて江戸へ帰ろうとする半太郎、そん…

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とも

ともの感想・評価

4.5
悲劇。
へったくそな「おなか」に泣く。
「半太郎さんって言ったわね 東海道を下ってきたら寄ってね その時はもっと上手く笑えると思うから…」

借金を踏み倒したため江戸を追われたヤクザ者の男と生きる気力をなくして感情がない安女郎の女、惚れ合う筈がない2人が出会ったことによって運命の女となり渡世の掟に逆らい地獄の道行きをする時代劇版『天使のは…

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