初期のコッポラによる、サスペンスの傑作。
コッポラ作品はそこまで観てないけど、少し苦手だったが、本作は本当に面白かった。
サスペンスでありながらも少しホラーチックであり、盗聴がテーマというのもあり、常に張り詰めた緊張感があり良かった。
これぞサスペンス。
個人的な存在である人間が、大きな力と邂逅し、思いもよらぬ出来事に巻き込まれてゆく様が恐ろしい。
まさかの人物がスパイであったり、今日のサスペンス映画にも通じるものが多々あった。
スパイだけでなく、タイトルの「カンバセーション」と言う通り、会話が非常によい振りになっていた。
これは名作だ…。
そしてジョン・カザールが出演した映画作品はこれにてコンプリート。
本当に素晴らしい役者だったと思う。