マーク太郎

流れるのマーク太郎のレビュー・感想・評価

流れる(1956年製作の映画)
3.9
凄い顔ぶれだ。田中絹代、山田五十鈴、高峰秀子の三枚看板に杉村春子、岡田茉莉子などなど。名女優たちの演技合戦を成瀬巳喜男が仕切る。芸者置屋を舞台にした群像劇だが、山田と杉村の存在感が群を抜いていた印象。それと、栗島すみ子という戦前の有名女優さんがとても貫禄ありました。
「七人の侍」でニヒルな侍だった宮口精二のクレーム親父が笑えた。